Daytona2023
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まだスポークホイールが一般的だった時代。アメリカで作られ始めたキャストホイールに目をつけ、スポークを奇数の7本とすることでバランスの良いホイールが完成。黎明期の日本のアフターマーケットに大きな影響を与え、その多くは本家アメリカにも輸出された。1984年にデビューしたブレーキパッド「赤パッド®」は、リニューアルを繰り返し、現在も販売が継続するデイトナのロングセラーに。1997年、BSA-SRをイギリスのBSAリーガル社と共同企画、生産。「GOLD SR」、「CLUBMAN SR」、「G40 SR」の3タイプを世界500台限定で発売。写真は「GOLD SR」。2002年の世界GP、シーズン初戦の鈴鹿大会・GP250にスポット参戦した宮崎選手が独走で優勝。チーム・デイトナが世界の頂点を勝ち取った瞬間だった。1972年4月、大阪市で二輪車用品の輸出入会社「阿部商事株式会社」としてスタート。ブランド名「デイトナ」の使用開始。当時のロゴはワシの翼をデザインした、アメリカを意識したものだった。日本で初めてアルミ合金製「セブンスターキャストホイール」の販売を開始。アメリカンタイプモデル用オリジナルパーツの開発、国内販売開始。日本製アフターパーツがほとんどなかった時代で、アメリカンバイクのライダーに熱い支持を受けた。アメリカンパーツの国内販売が軌道にのったため、国内マーケット向けの販売部門を創設。「デイトナカタログ」創刊。以後、とぎれることなく毎年発刊を続ける。ヨーロピアンタイプモデル用オリジナルパーツの開発、国内販売開始。スタビライザー、ステアリングダンパーを開発・販売開始。ディスクブレーキ用のブレーキパッド(通称「赤パッド」)を発売。純正パッドしか選択できなかった時代、低コスト&高制動力のパッドとして登場。社名を「株式会社デイトナ」に変更。本社を磐田市岩井に移転。ロゴもおなじみの現在のカタチに。開発用の設備も整い、ここから数多くのパーツがリリースされた。本社を静岡県磐田市に移転。バイク好きの若者がゾクゾク入社してきた。(写真は1984年当時のデイトナ本社。)販売店向けのデイトナ新商品ニュース「DAYTONA LOVE LETTER」を創刊。今でも毎月1回、最新の商品情報を全国の販売店に向けてリリース中。50ccスクーター用パーツブランド「デイトナミニ」を開発・販売開始。「TEAM DAYTONA」として全日本選手権に参戦開始。ライダーはオーストラリア人のスティーブ・ワッツ。二輪車の用品(アクセサリー等)として、小物・グッズ用ブランド「デイトナギヤー」を開発・販売開始。バイクの社会的な認知をすすめるため、全国二輪用品連合会(JMCA)が発足し理事会社に就任。89年の改造部品問題(スピード違反幇助)を機に、改造に関する法律を徹底的に検証。これによりアフターパーツの合法・違法のモヤモヤが次第にハッキリとしてきた。よりスピーディーなデリバリーが可能なよう、浜松インターそばの佐川急便に委託して物流センターを設置。各メーカーがカスタムベースとなる車両を次々と発売。それらに対応すべく、チューンナップのテキストとして、車種別のチューンナップカタログを創刊。自分のバイク専用なので、どんなパーツをどう付ければ良いのか一目瞭然。ライダーの生の声に接するため、バイク用品の小売事業を目的とした「株式会社ライコ」を設立。二輪車用品店として国内最大規模(売場面積550坪)の1号店「ライコランド千葉店(現・柏店)」が営業開始。四輪車専用ブランド「DCUATRO(ディーキャトロ)」商標を使用開始し、四輪車用品市場に新規参入。物流センターを袋井市堀越に移転。物価の高い日本でも欧米に負けない価格と品質のパーツを提供するため「国際価格シリーズ」を続々発売。車検制度の見直しによりカスタムマシンが車検OKに。「ベーシックで質感のあるバイク」を求めて、BSA-SRをイギリスのBSAリーガル社と共同企画、生産。トラディショナルなファンに好評を博した。インターネット上にDAYTONAホームページを開設。本社敷地内に地上3階地下1階の新棟を建設。検査測定設備の充実を目的としてエンジン動力計とシャーシダイナモを設置し、使用を開始した。全日本ロードレース選手権SUGO大会GP250クラスで、チームデイトナ宮崎敦選手のアプリリアRSV250Rがワークスマシンをおさえて初優勝。ライコランドの2号店として「ライコランド埼玉店」がオープン。巻頭 P.20DAYTONA COMPANY GUIDE 2023Since 1972...1972 (昭和47年)1974 (昭和49年)1975 (昭和50年)1976 (昭和51年)1979 (昭和54年)1980 (昭和55年)1981 (昭和56年)1982 (昭和57年)1983 (昭和58年)1984 (昭和59年)1985 (昭和60年)1986 (昭和61年)1987 (昭和62年)1988 (昭和63年)1989 (平成元年)1990 (平成2年)1991 (平成3年)1992 (平成4年)1993 (平成5年)1994 (平成6年)1995 (平成7年)1996 (平成8年)1997 (平成9年)1998 (平成10年)

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