Daytona2022
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RR巻頭特集 P.13「ブンブン!マーケット」。小型汎用エンジンを活用した「除雪機事業」。リンク式サスペンションを備えた「耕運機DC2S」などが、その代表である。「ブンブン!マーケット」は、社内プロジェクトの中から若手社員の発案を新規事業として採用した。「発案を事業化する過程では、社外のノウハウも活用。7割程度の確証を得てGOサインを出した。新規事業はやってみないとわからないこともある。途中の軌道修正は想定内ぐらいの気持ちだったが、今は軌道に乗りつつある。若手社員が主体的に動き、結果を出してくれたこと。これが何より嬉しく、大きな財産だと思っている」。2021年には「耕運機DC2S」がグッドデザイン賞を受賞。これも耕運機という新たなジャンルへの挑戦を大きく後押しする推進力となるはずである。織田が経営で重視する「企業が永続発展するために、今、何にチャレンジしておくべきツーリングキャンプ用品「デイトナアウトドアサプライ」、グッドデザイン賞認定の耕運機「DC2S」、中古バイクパーツの販売アプリ「ブンブンマーケット」。バイクパーツメーカーという枠を広げ、ライフスタイルを豊かにする新しい取り組みを続けている。歴代社長同様、社内を積極的に周り、社員の声に耳を傾ける。ダートフリークを子会社化、相互補完で新たな展開を模索する。か?」という問いかけに、確実に社内は答えを出し続けている。2022年に創業50周年を迎えるデイトナ。大きな節目を迎えるタイミングで今後の展望を織田はこう語る。「50年後のことは私も分からないが、今言えることは、今後も二輪事業を主軸としてライダーに末長くバイクライフを楽しんでもらえるよう、時代にマッチした新商品開発を続けるということ。さらに事業分野を「趣味」や「生きがい」まで広げ、二輪事業に匹敵するような柱を作るつもりである。そのための布石を色々と打っている。デイトナは、自分で考えて行動する社員とともに、ずっと前を向いて進んでいきたい」。これからもデイトナはバイクを愛するすべてのライダーとともに、未来へ向けて走り続けていく。ハーレー用カスタマイズパーツの開発に注力するため、ハーレー&カスタムグループを新設。第3回 DAYTONA森町・静岡 茶ミーティング開催。1500名を超えるお客様にご来場いただきました。ヨーロッパNo.1ヘルメット「NOLAN」取扱開始。東京ビッグサイトで開催の東京モーターサイクルショーに、過去最大の18小間でブース出展。「360°アクションカメラ KODAK PIXPRO SP360」取扱開始。社長の鈴木紳一郎が代表取締役会長に、二輪事業部長の織田哲司が代表取締役社長に就任。お客様と相互コミュニケーションを図るための開発会員制度を開始。株式会社ダートフリーク、株式会社プラスを完全子会社化。バイクに特化したフリーマーケットアプリ「ブンブン!マーケット」配信開始。新商品情報の発信や、商品バーコードから商品情報を閲覧できるデイトナ公式アプリ配信開始。ブルートゥースインカムDT-O1発売開始。Paaschburg & Wunderlich GmbHとの間で業務提携契約を締結。デイトナの「今」がわかるウェブメディア「デイトナウ!」配信開始。デイトナ創業50周年。SBSテレビ「ヨエロスンE」番組提供、CM放映開始。二輪事業部の商品グループをカスタム、ツーリング、リプレイス、ライディングギアの4グループに集約。ライコランド多摩店移転オープン。デイトナモーターサイクルガレージシリーズを発売。ヨーロッパ車純正装着率No.1の、REGINAチェーンの取扱開始。ライダー向けアウトドアブランド「DAYTONA OUTDOOR SUPPLY」から、キャンプ用品をリリース。バイクを愛するすべての人に。2010 (平成22年)2011 (平成23年)2012 (平成24年)2013 (平成25年)2014 (平成26年)2015 (平成27年)2016 (平成28年)2017 (平成29年)2018 (平成30年)2019 (令和元年)2020 (令和2年)2021 (令和3年)2022 (令和4年)Archives1972〜2022 」を模索し続ける。

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