Daytona2022
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R巻頭特集 P.11サドルバッグ「革鎧」、バイクウェア「HenlyBegins」、イタリアンヘルメット「NOLAN」、「デイトナモーターサイクルガレージ」など、カスタムパーツメーカーという枠にとらわれず、ライダーの楽しみの裾野を広げるさまざまな商品を世に送り出した。  茶ミーティングは地域貢献とライダーの楽しみを両立させた人気イベントに。タンク塗装や車体組立、SRのヘッド加工など。塗装では今も乗り続けているTX650のタンクを手がけた。ヘッド加工ではバルブのあたり面を一番馬力が出るように公差の範囲内で「調整」。今につながる「チューニング」の原点と言える。さらに定時後は完成検査ではねられたバイクの「修理」。検査票ではねられた原因を調べ、必要なパーツを取りに行き、1台のバイクとして完成させる。若いから体力もあり、誰に強制されたわけでもなく、ただバイクに触っているのが楽しかった。鈴木にとって、まさに工場がバイクの学校だった。こうした経験から、鈴木は若い頃からバイクをいじるのが趣味で、テストコース脇には「紳さん小屋」と呼ばれる社員が自由に使えるガレージもあった。自身の家を新築する際、同時にガレージを建てると「これからの時代、ライダーの心を豊かにするには、バイクに乗らない時にも楽しめる空間が必要だ。ガレージがあれば好きな時にバイクを整備できるし、自慢の愛車をいつでも眺められる。デイトナがガレージの施工まで担当すれば、用品店スタッフも販売に専念できて助かるだろう」と考え、地元ガレージビルダーやメーカーに相談して「デイトナ気軽にポタリングを楽しめる電動アシスト自転車「DE01」。モーターサイクルガレージ」として事業化。今や自宅ガレージは市民権を得て、用品店で多くのライダーがガレージライフを気軽に楽しめるきっかけを作った。様々な側面からバイクの文化を創造する。この思いはデイトナの創業から今に至るまで変わることがない。バイクのジャンル毎により良い商品企画ができるよう2輪事業部にグループ制を導入。「デイトナ友の会」を発足させ、バイク盗難補償制度をスタート。インターネット上でのライダー向けの各種サービスや情報提供を目的として「株式会社ネットライダーズ・デイトナ」設立。大人気のダートラ競技用のコース「MORIMACHI-SLIDE PARK」も併設。SKYY VODKAGRAND PRIX OFJAPAN GP250で「TEAM MOTOREX DAYTONA」宮崎敦選手がついに世界戦初優勝!2輪事業部長の鈴木紳一郎が代表取締役副社長に就任。日本人が気持ちよく乗れるハーレーをコンセプトに、パーツカスタムパーツだけに拘らず、快適なライディングのために、ジャケットやグローブ、ライドコムなどのツーリング関連グッズを充実。大人のライダーを対象に『HenlyBegins』ブランドでジャケット、パンツをリリース。当時、開催2年目を迎えた鈴鹿ミニモトに初参戦。開発中のSOHC4バルブヘッドを装着し139台出走中総合4位。二輪ETC時代の幕開け、アフターパーツメーカーでは唯一セットアップ事業者認定されETC機器の供給を開始。インドネシア市場でのオリジナル商品の企画・開発・販売を行なうために現地法人PT.DAYTONA AZIAを設立。台湾市場でのオリジナル商品の企画・開発・行なうために台湾支店を開設。お客様に支持される独創的な商品を生み出すために、企画、開発、調達という機能強化を目的にした機能別組織に変更。11月1日、本社テストコースを開放し、第1回 DAYTONA森町・静岡茶ミーティング with Bike JIN開催。「MiniMoto SX」にてCRF50が5連覇を達成。周智郡森町に新社屋・物流センター・テストコース完成。総面積約29,500坪。多くのライダーが集まってのイベントや走行会も定期的に開催。の企画販売を開始。バイクに乗る快適性と楽しみを追求した商品、COZYシートが大ヒット。創業者の阿部久夫が代表取締役会長に、副社長の鈴木紳一郎が代表取締役社長に就任。海外事業部を二輪事業部と統合し、世界視野での展開を強化。1999 (平成11年)2000 (平成12年)2001 (平成13年)2002 (平成14年)2003 (平成15年)2004 (平成16年)2005 (平成17年)2006 (平成18年)2007 (平成19年)2008 (平成20年)2009 (平成21年)Archives1972〜2022 トナらしさ」を追求。

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