DAYTONA COMPANY GUIDE 2019■ごあいさつ「対極」を楽しむ道具として世の中はAI、IoT、自動運転等、省力、便利、確実で楽な方向に急速に進んでいます。皆様も同じだと思いますが、バイクは乗るための準備にそれなりの時間がかかり、走り出したら必ず五感で「危険予知」しながらライディングしますし、決して便利で確実で楽とは言えない乗り物ですよね。私は年6回以上ツーリングでキャンプに出かけますが、ここ数年来、四輪SUVでのファミリーやカップルのキャンパーも増え、持ち込むテントもより大きく、スペースも増加、道具もより高級、多種、多様で、快適に過ごすために設営の準備など、余分にかかる時間さえもエンジョイしています。それはあたかも「便利」の「対極」を楽しむことで、日頃の常識やストレスから解放されリセットされているようです。私自身勝手に思っていることですが、そういった道具が「便利」になる一方で、振り子のように「不便」を楽しむ（体験する）ことも人には必要なのでは、と感じています。実はそれにはバイクに乗ることがすごく適していて、バイクに乗ることは、バイクゆえに感じることができる「爽快感」「開放感」のみならず、自身の「退化」の防止にもなり、楽しみながら「活性」を補充できる素晴らしい乗り物ではないかと思うのです。私たちはその素晴らしい乗り物に乗っている皆様を拝見するのが大好きです。これからもライダーの皆様が生涯バイクライフを楽しんで頂けるために「どうしたら良いか」を常に考え、「不便」を楽しめる「快適・便利」を追求した商品・サービスを提供し続けて参ります。株式会社デイトナ 代表取締役社長 巻末02
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