DAYTONA 2018
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バイクライフをもっと楽しく、もっと自由に。と尋ねたら「14年前、北海道ツーリングのフェリー乗り場で偶然出会った、普段はバラバラの仲間です」という答えでビックリしました。菅 でも、申し合わせて来たんですよね。元々は旅先の知り合いですか。織 そう、旅仲間だそうです。例えば一人でツーリングに行ってもライダー同士なら初対面でも話しかけたり、そのまま酒を飲んで語り合ったりと、やはりライダー同士には何か「特別な仲間意識」があると思います。菅 ライダーだからこそ知りうる、バイクに乗ることの喜びや厳しさ、自然の素晴らしさをお互いの共通認識として持っていますから。山 そうですね。あとライダーは「自分のライフスタイル」を持っている個性的な人が多いように感じます。ライダーのキャンプはもっと自分のスタイルを前面に出して、いろんなスタイルが出来れば、その分楽しみ方も増えてキャンプツーリングの裾野も広がるように思います。織 一口にキャンプツーリングといっても楽しみ方は人それぞれ。デイトナのキャンプ用品もいろんな楽しみ方に合わせられる、ベーシックで普遍的な商品を開発していきます。バイクで走るワクワクした感覚を再発見しましょう。菅 バイクに乗っている時の「気持ち良さ」がここ最近のキーワードになっています。山 今の時代が求めているように感じます。だから織田さんが言われるバイクを「スポーツ」ではなく「レジャー」として楽しむっていうのがすごくイイと思います。そこでハッピーになるのが「あぁ、二輪に乗っていて良かった」と思える瞬間です。すごく共感できます。織 みんなが今一歩踏み出せないのは、バイクに乗って、キャンプして、という楽しみを知らないからです。そこはデイトナが「こんなに楽しいことがある」ということをもっと世の中に伝えたいと思います。菅 織田さんが言うのは、よくバイク業界で言われる「ライダーを増やそう」というのではなく、バイクに乗ると楽しいという「楽しみを増やそう」ということですね。山 子育てを終えて自由な時間のある人たちが、食材を持ち寄り、自分たちで料理をしてキャンプを楽しんでいる。これってお金がある無しの問題ではなく、キャンプでしか味わえない醍醐味を楽しんでいるように思います。織 バイクキャンプはある意味、究極の「贅沢」です。目的地を目指し、バイクで風を切って走り、キャンプ場で焚き火を囲んでみると見える世界があります。キャンプツーリングを通じて、私たちデイトナと一緒にバイクで走る時のワクワクした感覚を再発見しましょう。ロケ地 : ならここの里キャンプ場静岡県掛川市居尻179番地TEL 0537-25-2055(9:00~16:00)Gamon Sugo菅生雅文ツーリングマガジン『OutRider』編集長。『OutRider』以外のバイク雑誌に多数寄稿するほか、教育機関誌、タウン誌にもエッセイ等を寄せる。へなちょこ探険隊・隊長として数々の冒険ツーリングを経験してきた。Tetsuji Oda織田哲司株式会社デイトナ代表取締役。現在も季節を問わず年に20回ほどキャンプツーリングを慣行するという生粋のアウトドア派。巻末05TOP MESSAGE

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